位牌はどうやって処分する?ゴミに出していい?依頼する方法や適切な処分方法
2023/01/17
葬儀が終わったあとは、位牌をどのように処分すればいいか迷ってしまうのではないでしょうか?
そこで、位牌処分にかかる費用や依頼の仕方をご紹介していきます。
「使う機会がなく、置いておいていいのかわからない」というように、どのように扱えばよいのか悩んでいるときにはぜひご参考ください。
位牌の処分方法とは?
位牌とは、葬儀の際に利用する戒名や芳名を記した木の板のことです。
位牌には、故人の霊を祀っているという大事な役割があり、お通夜や葬儀でも遺影などと一緒に丁重に扱われます。
しかし、葬儀や四十九日が終わってしまうと保管しておく必要もなくなるため、その際には処分をしても構いません。
処分するときには、お世話になった菩提寺に「魂抜き」をお願いしましょう。
魂抜きとは、位牌から故人の御霊を抜くことによって位牌を処分できるようになる儀式のことです。
もし菩提寺が遠くて足を運ぶのが難しい、もしくは菩提寺そのものがどこかわからないというときには、近所の神社やお寺に相談してみてください。
神社やお寺によっては、菩提寺でなくとも魂抜きをしてもらえることがあります。
魂抜きは一般的に行われるものではありますが「絶対にやらなければいけないこと」というものではありません。
もし遺族が気にしないのであれば、魂抜きをせずにそのまま処分しても構いません。
位牌の処分をするときは、神社やお寺で魂抜きのあとお焚き上げという形で、焼却処理されることが一般的です。
しかし最近では、お焚き上げを行っていないこともあるため、あらかじめ「お焚き上げを依頼できますか?」と問い合わせてみましょう。
お焚き上げは、魂抜きと同様に行うのが一般的ですがこちらも必ず行わなければいけないというものではありません。
遺族の考えによってはこれらの工程を飛ばして、位牌を一般ごみとして捨てることも法律上問題はありません。
もし「ごみとして捨てるのは抵抗がある」という場合には、神社やお寺のほか葬儀会社や遺品整理業者でも位牌の処分を行っているため、依頼しましょう。
位牌の処分の費用相場は?
位牌の処分を依頼するときには、費用を確認し納得してから依頼するようにしてください。
神社やお寺へ魂抜きとお焚き上げを依頼するときには、だいたい1万円〜3万円ほどが費用の目安となります。
不安なときには、直接神社やお寺へ問い合わせて確認してみても構いません。
指定された金額は、お布施として包んで当日持っていきましょう。
魂抜きをせずに、位牌の処分だけをする場合にはもっと安い金額になる場合もあります。
遺品整理業者の場合には、位牌だけでなくほかのものもあわせて処分してくれることもあるでしょう。
いずれにせよ、一度見積もりをとって「どんな処分にいくらかかるのか」を明確にしてから依頼してください。
位牌を処分するのに適したタイミングとは?
位牌は、弔い上げのタイミングで行うのが一般的です。
弔い上げとは、一回忌、三回忌、七回忌……というように繰り返し行なっていく中で、三十三回忌または五十回忌にあたるタイミングのことです。
弔い上げでは、規定の回数繰り返し供養したことで故人が極楽往生したと考え、位牌などもお焚き上げを行います。
遺族がこうして繰り返し供養することが難しいのであれば、永代供養という方法もあります。
これは、神社やお寺、霊園に位牌を預けることによって代わりに供養してもらう方式のことです。
永代供養をしたときも位牌を自分で管理する必要がなくなりますので、遺族と相談しながら決めると良いでしょう。
また、引っ越しのようなプライベートな事情で位牌を処分するケースもあります。
例えば、新たに引っ越した物件では仏壇を置くことができない……というケースもあるでしょう。
遠方への引っ越しとなると、菩提寺との距離が生まれてしまい「近くにいるうちにお世話になりたい」と考えることもあるかもしれません。
その際には菩提寺に事情を話した上で、あらかじめ魂抜き(閉眼供養)やお焚き上げをしてもらうことをおすすめします。
ちなみに宗派によっても考え方は異なり、浄土真宗では亡くなってすぐ成仏すると考えられています。
不安なときには家族のほか、菩提寺にも相談しておきましょう。
位牌を処分するときの注意点
前述の通り、位牌にまつわる処分方法は「一般的にはこうするもの」というものはあれど、「絶対にこうしなければいけない」というルールはありません。
そのため、基本的には遺族の意向に従って自由に処分しても構いません。
とは言え、人それぞれ死生観が異なるでしょう。
自分は「これでいいだろう」と考えていても、親族は「故人に失礼」「もっと丁重に扱うべき」というように感じてしまうかもしれません。
そのため位牌を処分する前にあらかじめ、家族や親族に希望を聞いておくようにしましょう。
また位牌の処分に当たっては、費用がかかることから金銭的なトラブルを招いてしまう可能性もあります。
金銭トラブルは、親族間でどうしても起きやすいもの。
あらかじめ見積もりをもらった上で親族と共有し、納得のいく方法を探しましょう。
費用をできるだけ抑えたいときには、菩提寺に依頼するよりも遺品整理業者へ依頼するほうがお得なケースもあります。
「まちの遺品整理屋さん」は、位牌のほか故人に関連するものを引き受けます。
「どこから手をつければいいかわからない」
「菩提寺では処分を断られてしまった」
「遺品の中でも特に大きな家具や家電の扱いに困っている」
こうしたものもまとめて、適切な方法で処分いたします。
見積もりをきちんととっておけば、遺族のあいだで共有し「どこに依頼しよう?」という相談もしやすくなりますので、まずはお見積もりからご相談ください。
まとめ
故人の霊を祀っている位牌は、葬儀が終わるとどう扱って良いものか悩んでしまうでしょう。
基本的には、菩提寺に依頼すれば魂抜きとお焚き上げをしてもらえます。
そのほか、遺品整理業者でも適切な形で処分を行うことができますので、「まちの遺品整理屋さん」へご相談ください。
監修者:大坂 良太 所有資格:遺品整理士・事件現場特殊清掃士
作業は”丁寧”がモットー。大切な人が遺したものだから、私たちも 大切に扱わせていただきます。遺品にまつわる思い出話をうかがいながら、 一つずつ整理していく。こうした遺品整理の過程が「思い出の整理」となり、 少しでもお客様の心が温かくなればと願っています。
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