お焚き上げはいくらかかる?供養すべきものと依頼の方法は?
2023/01/11
故人の遺品や葬儀に関連するものの多くは、処分に困ってしまうこともあるでしょう。
そうしたものの中でも、燃えるものであれば処分する際に「お焚き上げ」という手があります。
お焚き上げはどこでできるのか、かかる費用や依頼の方法について解説していきます。
お焚き上げとは?
お焚き上げとは、主に神社やお寺で行われる、火を使った供養のことです。
費用はそれぞれ違いますが、だいたい5000〜1万円ほどが目安となります。
葬儀の際に使用した遺影や位牌、そのほかの仏具、仏壇などは、故人にかかわる特別なものであることから処分するにも気を遣ってしまいますよね。
そのほか、故人が使っていた遺品や、ぬいぐるみ、人形といったものも思いがこもっているように感じられることから、一般ゴミに出すのは気が引けると感じる人も多いでしょう。
そうしたシーンで、思いにも配慮しながら不要になったものをお焚き上げとして供養するのです。
個人的に燃やすという方法もないわけではありませんが、その際には周辺環境に十分な配慮が必要です。
庭のような限られたスペースで、火の扱い方が不十分なまま供養すると火災に発展することもあるでしょう。
そのため基本的には神社やお寺へ依頼することをおすすめします。
また当然ですが、燃やせないものをお焚き上げしてもらうことはできません。
燃やすことによって、危険な物質を発生する可能性のあるものについては別途廃品回収に出すなどの処分方法を検討しましょう。
お焚き上げや供養は絶対に必要?
お焚き上げや供養はどんなときにも絶対に行わなければいけないものかといえば、そういうわけでもありません。
お焚き上げや供養は基本的には、不要になったものを処分するひとつの方法に過ぎません。
遺族が特に気にしていないのであれば、お焚き上げや供養なしでゴミとして処分しても構わないのです。
人形などの、いかにも思いがこもっていそうなものとなるとつい「お焚き上げをしないとバチが当たるのでは?」と思ってしまうかもしれません。
しかし科学的な根拠のある話ではないので、信仰心の面で問題ないのであればそのまま処分して構いません。
「お焚き上げや供養をしたほうが気持ちがスッキリする」というのであれば、お焚き上げによって処分しましょう。
お焚き上げをしたほうが良いものの例は?
お焚き上げをしたほうがいいものには、例えば遺影や位牌、仏壇といった弔事に関連するもの一式が挙げられます。
これらは、葬儀や法要が終わったあとには扱い方に困ってしまうでしょう。
あわせて、故人の遺品についてもどうするべきか悩んでしまいますよね。
そんなときは葬儀の際にお願いした神社やお寺に、そのまま御焚き上げと供養もお願いしてみましょう。
仏壇や仏具は魂が宿っているとされることから、お焚き上げの前には必ず魂抜き(閉眼供養)を行わなければいけません。
菩提寺に連絡すれば、対応してもらえるでしょう。
また、人形やぬいぐるみのように「目があるもの」も、思いが入ってしまいやすく、処分するのがしのびないと感じられてしまうでしょう。
こうしたものも、お焚き上げの対象となります。
ただし、人形の素材によってはお焚き上げができませんので注意してください。
そのほかに、写真やお守りなどもお焚き上げ供養が可能です。
お守りはどんなものも、基本的に有効期限が「1年」とされています。
有効期限が切れてしまったときには、お焚き上げをしてもらいましょう。
神社やお寺によっては、「お焚き上げはしていないけれどお守りの回収はしている」という場合もありますので、一度相談してみるといいかもしれません。
お焚き上げの方法
お焚き上げを希望するときには、神社やお寺に「お焚き上げをしてもらいたいのですが」と問い合わせましょう。
事前に申し込みをしておけば、日時や金額なども確認できます。
当日は指定された日時に向かい、お焚き上げをしてもらうだけです。
中には、遠方の人へ向け郵送サービスを展開していることもあります。
お焚き上げしてもらいたいものを郵送し、あとは神社やお寺に任せるだけなので簡単です。
さらに、遺品整理サービスを使うのもおすすめです。
神社やお寺ではなく業者による供養なので「不用品を持っていってほしい」など融通のきく対応をお願いできるでしょう。
「まちの遺品整理屋さん」では、取り扱いに困っているものの総合的な処分を担当します。
お焚き上げを断られてしまったものや、燃やすことができない素材のものも引き受け、それぞれ適切に処理いたします。
まとめ
遺影や遺品をはじめとした、処分や取り扱いに困るものはお焚き上げによって、きちんと供養につなげられます。
ただし燃やせないものはお焚き上げができませんので、遺品整理業者を活用しながら適切な対応を行いましょう。
「まちの遺品整理屋さん」では、お焚き上げが難しいものも含めて取り扱いに困っているものを幅広く引き取ります。
監修者:大坂 良太 所有資格:遺品整理士・事件現場特殊清掃士
作業は”丁寧”がモットー。大切な人が遺したものだから、私たちも 大切に扱わせていただきます。遺品にまつわる思い出話をうかがいながら、 一つずつ整理していく。こうした遺品整理の過程が「思い出の整理」となり、 少しでもお客様の心が温かくなればと願っています。
対応エリア全国に拡大!
まちの遺品整理屋さん全国エリア、出張無料で訪問お見積り!
9時〜18時365日ご相談・お問合せいただけます。まずはお気軽にご連絡ください。
※山間部等、一部お伺い出来ない地区がございます。
お気軽にお問い合わせくださいませ。