香典袋はどう処分するべき?捨ててもいいの?お焚き上げは必要?
2022/12/20
お通夜や葬儀に必要不可欠なご香典ですが、受け取ったあと「香典袋」の扱いには困ってしまうのではないでしょうか。
ご香典というものだからこそ、不要になったといえど捨ててしまうのはしのびないと感じてしまうかもしれません。
とは言え、使用済みの香典袋そのものを使う機会もなかなかないため、「保管しておくべきなの?」「お焚き上げが必要?」など気になるポイントを解説していきます。
香典袋は捨ててもいい?
香典袋とは、お通夜や葬儀の際に参列してくださった方から受け取るご香典が入っている袋のことです。
外袋と内袋の二種類があり、その中にお札がおさめられています。
中のお金を取り出したあとには、袋は不要になってしまうため、どのように扱えばよいか悩んでしまいますよね。
結論からお伝えしますが、使用後の香典袋は捨ててしまって構いません。
そのほかの紙製品と同じように、燃えるゴミのゴミ袋へ入れて出してください。
ただし、香典袋には渡した人の住所や氏名といった個人情報が書かれています。
捨て方によっては、透明や半透明のゴミ袋に入れたことでゴミ捨て場に放置しているあいだに個人情報が流出してしまう可能性もあります。
そうしたトラブルを避けるためにも、香典袋はシュレッダーにかけてから捨てることを心がけてください。
シュレッダーがなければ、ハサミで切っても構いません。
とにかく個人情報が見えることのないように、できるだけ小さくしておきましょう。
香典袋を処分する前にやっておくべきこと
香典袋を処分するときには、その前に香典帳への記録をすることも忘れてはいけません。
香典帳とは、ご香典をもらった相手の名前や受け取った金額についてメモしておく帳面のことです。
個人情報となるため、データ化してパソコンに保存しておくと安心でしょう。
この香典帳は、香典返しを用意するときに必要になります。
ご香典として受け取った金額の3分の1から半分ほどの金額が、香典返しの相場金額とされています。
そのため、誰からどれくらいの香典をもらっているのかきちんと残しておかなければいけません。
香典袋の保管期間や処分のタイミングは?
香典袋は「必ずこの期間保管していなければいけない」というものではありません。
不要になれば、適宜処分して構いません。
ただし前述のように、香典帳をつける前に処分してしまうことがないよう注意が必要です。
できれば香典袋の処分は、「すべての人への香典返しが終わってから」を目安にするとよいでしょう。
「香典帳をつけたつもりがデータがなく、情報がわからない」という状態になってしまわないようにしたいものです。
ちなみに「捨てずにとっておく」こと自体は問題ありませんが、「捨てずに再利用する」というのは避けてください。
ご祝儀袋の場合には再利用したりリメイクしたりして、ブックカバーのような身近なものに形を変え使い続けることもあります。
しかしこうしたことができるのは、あくまで「結婚」というおめでたい場で使われるものだからこそ。
弔事で使われる香典袋の場合には、再利用はしないようにしてください。
香典袋を捨てるときお焚き上げなどは必要?
遺品や弔事に関するものというと、処分の際には「お焚き上げ」が必要とイメージする人も多いのではないでしょうか。
「お焚き上げをしないとバチがあたってしまいそう……」というようなイメージをする人もいるかもしれません。
しかし、香典袋の場合にはお焚き上げは基本的に不要と言えます。
というのも、お焚き上げが必要なものは故人の魂が宿っていると考えられるものです。
故人が使っていた遺品には、生前の故人の魂が宿っているので、お焚き上げをして故人にかえしてあげる、というのが主な目的となります。
しかし香典袋そのものは故人のものとは言えず、あくまで遺族を金銭的に援助するためのものです。
つまり故人の魂が宿っているとは考えられないため、お焚き上げは基本的に必要ないと言えるのです。
もちろん、「必ずお焚き上げをしなければいけないわけではない」というだけであり、香典袋のお焚き上げをしたいときには、それもまた構いません。
お焚き上げには前述のような意味のほかに、故人にまつわるもので、捨てるのには罪悪感があるものを焼く目的もあります。
そのため香典袋のようなものも、燃えるごみに出すのに抵抗があるのであれば、お焚き上げをしましょう。
ご香典は故人というよりも遺族に向けて渡されるものですから、遺族の意向で取り扱い方法を決めて構いませんよ。
どうしたらよいか悩んだときには、遺品とあわせて回収業者へ処分依頼をするのもひとつの手です。
まとめ
お通夜や葬儀で受け取ったご香典が入っていた「香典袋」は、その後の取り扱いについて特に決まりがありません。
不要になったらシュレッダーにかけるなどして、個人情報に配慮した上で可燃ゴミとして処分しましょう。
まちの遺品整理屋さんでは、遺品のほか香典袋など「葬儀に関連する自分で処分するのは罪悪感のあるもの」を代わりに処分いたしますので、まずはご相談くださいませ。
監修者:大坂 良太 所有資格:遺品整理士・事件現場特殊清掃士
作業は”丁寧”がモットー。大切な人が遺したものだから、私たちも 大切に扱わせていただきます。遺品にまつわる思い出話をうかがいながら、 一つずつ整理していく。こうした遺品整理の過程が「思い出の整理」となり、 少しでもお客様の心が温かくなればと願っています。
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