実家を片づける方法は?生前整理・遺品整理のススメ
2022/06/04
親が年を重ね、そろそろ実家を片づけたいと考えている方はいらっしゃいませんか?
実家を片づけることは決して簡単なことではありません。とくに、「普段から物を捨てられない性格」「コレクションしているものが多い」などの場合、実家には物が溢れていることが多い傾向にあります。
とはいえ、いつまでも放置しておくと、思わぬトラブルに陥ってしまうこともあるので注意が必要です。
今回は、実家を片づけたいと考えている方へ向けて、具体的な方法を中心にご紹介していきます。
目次
実家を片づけるメリット
そもそも、実家を片づけるメリットは何なのでしょうか。
まずは、実家を片づけるにあたり、期待できるメリットを解説します。
物の紛失を防げる
実家を片づけるメリットとして、まず挙げられるのが「物の紛失を防げること」です。
物が多いと、大切なものを紛失してしまったり、いざ必要になったときに必要なものが見つからなかったりすることがあります。
あらかじめ実家を片づけておくことで、建物の中での紛失を防ぎやすくなりますし、整理整頓ができて、何がどこにあるのかが一目瞭然になります。
健康的な生活につながる
実家を片づけることで、健康的な生活につながります。
物が多いとホコリがたまってしまうだけでなく、湿気によるカビも発生しやすくなってしまいます。結果的に、不健康な環境に陥ってしまうので、衛生的な環境を目指して片づけをしたほうがいいでしょう。
また、ゴミが放置されているような状態の場合、虫の発生も招くので、早めの対策が重要です。
不衛生な環境で過ごしていると、さまざまな病気のリスクを高めるので、衛生面に不安がある場合には、すぐに実家の片づけを行ってください。
怪我やトラブルのリスクを回避できる
きちんと実家を片づけて整理することで、怪我や病気のリスクを回避できます。
物が多いと、つまづいて転倒したり、積み重ねていたものが崩れて怪我をしてしまったりする可能性があります。
親が高齢の場合は、ちょっとしたことでも大けがの原因となってしまうので、あらかじめ自己を防ぐために実家を片づけておきましょう。
また、実家がゴミ屋敷化していたり、物が散乱して敷地外にまで達していたりすると、近隣住民とトラブルになってしまうかもしれません。
安全かつトラブルなく親が過ごせるよう、実家を片づけておくと安心です。
親の介護がしやすくなる
実家を片づけることで得られるメリットの一つが「親の介護がしやすくなる」です。
物が減ることで動線が生まれ、移動がスムーズになります。親の体を支えながら歩いたり、親のもとへ食事を運んだりするとき、物がないほうが安全に移動できるので事前に片づけておくことがおすすめです。
実家の片づける方法は?
実家を片づける方法は、大きく2つあります。それが「遺品整理」と「生前整理」です。
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
遺品整理
遺品整理とは、親が亡くなってから実家や遺品を片づけることを指します。
処分するものと、遺族で分けるもので分類しながら、片づけを進めていくことがほとんどです。
遺品整理の場合、親から「何を処分するのか」「どれを保管しておくのか」などの相談が済んでいないことが多いので、処分に迷うものが出てくることが多い傾向にあります。
なるべく、親が生前のうちに処分するものなどの相談をしておくといいでしょう。
生前整理
生前整理は、親が生前のうちに片づけを済ませることです。
親の立ち合いのもとで片づけを行ったり、処分していいものか分からないときにはその都度確認をとって処分できるのが特徴です。
親の意思をきちんと確認したうえで整理ができるので、処分する際にも罪悪感を覚えにくいのが魅力。ただし、親の性格によっては、不要品も「処分しないで」と希望するケースもあります。
生前整理・遺品整理をスムーズに進めるには?
生前整理や遺品整理をスムーズに進めるためには、以下のポイントを抑えておきましょう。
・親の了承を得たうえで処分する
・必要なもの、いらないもので分けてみる
・貴重品の保管場所を決めておく
・狭いスペースから片づけを始めていく
親の了承を得ないまま処分をしてしまうと、後々親子で揉める可能性があるので注意してください。
物が多くて片づけが進まないときには、必要なものといらないものとで分けながら作業を進めていきましょう。また、足の踏み場がないほどに実家が散らかっているときには、狭いスペースから片づけを行うことがおすすめです。
なお、通帳や親の個人情報が分かるものなど、貴重品は紛失しないように、保管場所を決めたうえで片づけを行いましょう。
作業が進まないときには専門業者がおすすめ
実家の物が多く、作業が進まないときには専門業者への相談をおすすめします。遺品整理も生前整理も専門業者が対応してくれるので、家族が負担を負うことはありません。
また、実家の片づけのために貴重な休日を費やす必要もなく、忙しい方でもスピーディーに実家の片づけを済ませることが可能です。
具体的な費用は業者によって異なるものの、1Rあたり3万円~が多い傾向にあります。荷物の量や、敷地の広さなどによって異なるので、依頼前に見積もりをとって費用を確認しましょう。
おわりに
実家の片づけは想像している以上に大変なことが多いものです。
今回ご紹介した内容を参考にしながら、実家の片づけの計画を立てたり、整理を相談する業者をリサーチしたりして、無理のないペースで作業を進めてみてください。
監修者:大坂 良太 所有資格:遺品整理士・事件現場特殊清掃士
作業は”丁寧”がモットー。大切な人が遺したものだから、私たちも 大切に扱わせていただきます。遺品にまつわる思い出話をうかがいながら、 一つずつ整理していく。こうした遺品整理の過程が「思い出の整理」となり、 少しでもお客様の心が温かくなればと願っています。
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