空き家掃除の方法｜業者選びのコツや費用、自分での対処法について

2021/10/16

親が亡くなって実家が空き家になるなど、「空き家を掃除したいけれどどうしたらいいのか分からない」と悩む方は多いです。
近年は、実家に住まないことを選択する方も少なくなく、空き家となった実家を持て余してしまうケースが見られるようになりました。
そこで、本ページでは空き家を掃除するにあたり、業者に依頼する場合の選び方のポイントや費用相場、自分で掃除をする場合の方法などについて詳しくご紹介します。

空き家掃除を業者に依頼する場合の費用相場

空き家掃除をするにあたり、気になるのが「費用相場」ではないでしょうか。
業者に依頼する場合は、当然作業費としてお金がかかります。具体的にどれくらいの価格がかかるので、以下を参考にしてみてください。

一般的な一軒家で20万円前後

2LDK～3LDKの一般的な一軒家であれば、業者を利用した場合の費用は20万円前後となることが多いです。
上記の価格は、家の中にある不用品を丸ごと処分してもらったり、掃除をしてもらったりする場合の作業費です。あらかじめ自分で可能な限り不要品を処分しておくなど、作業を進めておくと、安価な作業費に抑えられるでしょう。

4LDK以上の広さでは60万円以上に及ぶことも

4LDKや5LDKなど、広い家の場合は、業者の利用料金が60万円以上に及ぶことがあります。単純に作業範囲が広いことだけではなく、家が広いと荷物も多い傾向にあることが理由です。
また、部屋数が少なくても、坪数が広い場合も同様に料金が高額になることがあるので注意してください。

空き家掃除に対応している業者の選び方

空き家掃除に対応している業者を選ぶにあたり、あらかじめ知っておきたい「選び方」があります。
一口に「業者」といっても、選ぶべきではない業者も存在するので、損をしたりトラブルに遭ったりしないためにも以下をチェックしておきましょう。

希望する作業内容に合った業者に依頼する

空き家の掃除では、希望する作業内容に合った業者に依頼することが大切です。
たとえば、大きなサイズの不要品処分や売却を検討しているのであれば、不用品回収業者を利用するのがベストです。また、単純に「掃除のみをお願いしたい」という場合には、清掃業者への依頼で十分でしょう。
ちなみに、空き家に住んでいた親の遺品整理を依頼したいのであれば、遺品整理業者の利用を検討してください。

相見積もりをしたうえで選ぶ

空き家の掃除業者を選ぶにあたり、忘れてはいけないのが「相見積もり」です。単純に「業者」といっても、費用は業者によって大きく異なります。
実際、同じ作業内容であっても、業者ごとに数十万円単位で差があることも珍しくありません。当然、相場よりも高い料金設定となっている業者もあります。
最低でも2社以上、可能であれば3社以上の業者から見積もりを取ったうえで、費用差を確認してください。

サービス範囲を確認する

業者によって、空き家の掃除サービスの範囲が大きく異なるので、あらかじめ複数社をチェックしてみましょう。
たとえば、「遺品整理、掃除、不用品処分に対応している」という業者がある一方、「遺品整理のみ対応している」という業者も存在します。
希望する作業が多い場合は、当然前者に依頼したほうが便利であることは間違いありません。
相見積もりの際に、費用だけではなくサービス内容も一緒にチェックしておくと、より選びやすくなるでしょう。

空き家の掃除を自分でやる方法

「お金をかけたくない」「大掛かりな作業はない」などの理由で、空き家の掃除を自分でやる場合、以下のような方法で進めていきましょう。

大きめの不用品から片づけていく

空き家の掃除をする際には、大きめの不用品から片づけていくといいでしょう。大きめの不用品を先に片づけておくことで、作業スペースの確保になりますし、「一旦置いておく場所」としても活用できます。
家具や家電など大きめのものがあれば、先に処分してから、本腰を入れて作業してみてください。

大変な作業、簡単な作業を交互に取り入れる

空き家の掃除では、重労働な作業と、簡単な作業を交互に取り入れるイメージで進めていくのがおすすめです。
重労働を続けすぎると、体力が消耗されて効率よく作業を進めることが難しくなってしまいます。なるべく、大変な作業と簡単な作業を交互に取り入れて、適度に体を動かし続けられるような状態で空き家の掃除を進めていきましょう。

おわりに

本ページでは、空き家の掃除をするにあたり、業者に依頼する場合の「選び方」「費用」や、自分で実施する方法などについてご紹介しました。
空き家の掃除は決して簡単ではありませんし、業者に依頼すると費用もかかります。しかし、正しい知識を身につけておけば、決して難しいことではありません。
空き家の掃除を検討している方は、本ページを参考にしながら、さっそく掃除計画を立ててみてはいかがでしょうか。