家族葬とは?おすすめのケースや参列者の範囲、注意点について
2022/01/07
近年、テレビCMや広告でも見かけることが増えた「家族葬」。家族が亡くなったときの葬儀のスタイルとして、徐々に認知されてきています。
しかし、家族葬を実施するのであれば、概要や適したケース、参列者の範囲など知っておかなければならないことは多いです。
今回は家族葬の概要をはじめ、注意点やマナーなどに至るまで幅広く触れていきます。
家族葬が初めての方は、本ページを参考にしてみてください。
目次
家族葬とは
家族葬とは、少人数で行う葬儀のことです。明確な定義はありませんが、家族や生前故人と親しかった友人・知人など、一部の参列者だけで実施する場合が多いです。
家族葬とはいえ、具体的な流れはあまり変わりません。仏式であれば、お通夜を行った翌日に葬儀・火葬を進めていきます。
参列者が少ない分、故人との時間をゆっくりと過ごせるのがメリット。参列者同士のコミュニケーションもじっくりと取りやすく、思い出話などに華を咲かせやすいのも魅力です。
故人と親しかった友人・知人に対しても、家族から丁寧にお礼を述べることもできます。
家族葬がおすすめのケース
家族葬がおすすめとなるのは、「故人と近い関係にある参列者だけで見送りたい」「葬儀の規模を小さくしたい」などの希望があるケースです。
また、故人が生前に「家族葬を行ってほしい」と希望していたのであれば、故人の遺志を組むためにも検討することをおすすめします。
遺族同士で話し合ったり、故人の生前の希望に目を向けたりしながら、家族葬を視野に入れて計画を立ててみてください。
家族葬の参列者はどこまで声をかけるべき?
家族葬を行うにあたり、参列者の範囲については明確なルールがありません。しかし、少人数での葬儀となるため、参列者は絞る必要があります。一般的な家族葬では、故人の親族やとくに親しかった友人・知人、恩人などが多いです。
「家族葬」と聞くと、家族しか参列できないようなイメージがありますが、決してそんなことはありません。誰が参列しても問題がないため、故人と関わりの深い方を中心に参列者として声をかけることもできます。
家族葬の費用
家族葬の費用は規模が小さいため、一般的な葬儀と比べると安価に済む傾向にあります。
実際、一般的な葬儀は数百万円規模で発生するのに対し、家族葬は10万円~で行えるケースも珍しくありません。
料理の数が減るうえに、返礼品の数も少なくなるため、葬儀自体の費用が安価になるのです。
突然親が亡くなってしまい、葬儀にお金をかけられない…という子どもとしても、家族葬はメリットの大きい葬儀と言えます。
家族葬の注意点
家族葬を検討するにあたり、知っておきたいのが「注意点」です。
具体的に、どのような注意点を把握しておけばいいのか、以下を参考にしてみてください。
香典が少なくなる
家族葬の注意点として、まず挙げられるのが香典の問題です。
小規模の葬儀となるため、当然参列者も少なくなることが考えられます。参列者が少なくなるということは、香典も少なくなるのが事実。香典収入が減ってしまうことを覚えておくことが大切です。
とくに、「香典を葬儀費用にも充てたい」と考えている場合、家族葬では想定していた香典収入に達しないこともあるため注意しましょう。
故人との関係性、地域性によっては受け入れてもらえないリスクがある
家族葬は徐々に認知されてきていますが、「受け入れられない」と考える方も少なくありません。とくに、故人との関係が深かったり、葬儀の規模を重視する地域性であったりすると、家族葬を選んだことでトラブルになってしまう場合があります。
たとえば、「故人と仲が良かったのに葬儀に声をかけてくれないのはおかしい」と、故人の友人・知人が不信感を抱く原因になる可能性があるでしょう。また、地域によっては「家族葬なんて故人がかわいそう」と感じる方が多い場合もあります。
いずれにせよ、家族葬は必ずしも万人が受け入れられるものではないことをふまえたうえで、慎重に検討することが必要です。
参列マナーや式場の選び方について
家族葬を行う場合、参列におけるマナーや式場の選び方などは気になるところです。
ここからは、家族葬が初めての方に向けて、主なマナーや式場の選び方を解説します。
家族葬のマナー
家族葬を行う遺族は、参列できなかった方々の心情を汲んだ対応が求められます。「参列したかったものの家族葬だからできなかった」という方がいる場合があるのです。
参列をお断りする際には、事情をきちんと説明し、参列の意向があったことに対して丁寧にお礼を述べることが大切です。
家族葬における式場の選び方
家族葬における式場を選ぶ際には、「家族葬の実績が多い式場」に目を向けましょう。
必ずしも、全ての式場が家族葬に対応できるわけではありません。家族葬の実績が豊富な式場であれば、特化したサービスがあったり、安置用の個室を設けていたりと、家族葬ならではの魅力的なポイントが多いです。
おわりに
近年増えつつある家族葬。メリットが多いため検討している方は多いです。しかし、家族葬を行う際には、概要や注意点、マナーなど知っておかなければならないことも多いものです。
現在、家族葬を検討している方は、本ページを参考にしながら家族葬について理解を深めてみてください。
監修者:大坂 良太 所有資格:遺品整理士・事件現場特殊清掃士
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