一人暮らしの親族が死亡したら?発見したときの対応や葬儀の手配、相続のこと
2022/08/12
一人暮らしをしていた親族が死亡したとき、どのような流れで何をしたらいいのかわからない…と悩む方は少なくありません。
とくに、急な事態であれば、前もって準備が済んでいることは少なく、スムーズな対応は難しくなるのが現状です。
そこで、今回は一人暮らしをしていた親族の死亡がわかったとき、どのような流れで対応するのかを解説します。あわせて、部屋の片づけや葬儀の手配、相続についても触れていきます。
目次
一人暮らしで死亡した親族を見つけたときの対応
一人暮らしで死亡した親族を見つけた場合、主に以下の流れで対応を進めていきます。
オーナーや親族が死亡している故人を発見する
連絡がつかない、郵便受けに広告やダイレクトメールがたまっているなど、不審に思った親族や物件のオーナーが様子を見にきたところ故人の死亡が発見されることは少なくありません。
その場合、まずは警察に通報することが大切です。むやみに部屋の中を移動したり、故人に触れたりすると警察の捜査に支障が生じてしまうことがあります。
また、仮に物件のオーナーが死亡を発見したら、不動産の担当者や警察などから親族に連絡が入ることも多いです。
その場合は、ほかの親族にも死亡の事実を伝え、今後の対応について話し合っていく必要があります。
葬儀の手配
親族の死亡が発覚したら、葬儀社を手配する必要があります。
その際、誰が費用を負担するのか、どこで葬儀を行うのかなどを親族で決めておかなければなりません。
ただ、近年は家族葬や火葬のみなど、大規模な葬儀を選ばないケースも増えています。金銭的な事情などによって葬儀が難しい場合には、小規模な葬儀に切り替えて検討することも可能です。
遺品整理・部屋の片づけ
故人が住んでいた部屋を片づけることは、遺族の役目です。賃貸物件の場合は、家賃の問題もあるので、葬儀や手続きなどがひと段落したら早めに片づけに取り掛かることをおすすめします。
また、後述しますが、故人が死亡してから時間が経過していると、腐敗臭があったり、虫が湧いていたりすることがあります。
その場合は、遺品整理業者などのプロに片づけ・清掃を任せるといいでしょう。
故人が契約していたものの解約・届け出・手続きを進める
故人が生前利用していたサービスや、金融機関関連、公共料金など、すべて解約を行う必要があります。解約をしないと料金の支払い義務が消えないので注意してください。
また、賃貸物件の場合は、退去日をきちんと伝えて、それまでに部屋の片づけを行っておくことが大切です。
誰も住んでいなくても、契約が解消されなければ家賃の請求が続いてしまいます。
まずは、「何を解約すべきか」「どんな届け出・手続きが必要となるのか」などをきちんと確認していきましょう。
親族が死亡した部屋の片づけについて
親族が死亡した部屋に目立った汚れなどがなければ、遺族が自分たちで片づけを進めやすいものです。しかし、死亡から時間が経っていたり、死亡した状況が特殊であったりすりと、部屋の汚れや悪臭、虫の増殖などが見られるようになります。
作業に慣れていない方では片づけを進めるのは難しいだけでなく、作業者本人も気分が悪くなったり、思わぬ感染症につながったりするリスクがあるため注意が必要です。
部屋が著しく汚れていたり、不衛生であったりする場合には、むやみに遺族が作業を担当するのではなく、遺品整理業者や特殊清掃業者などに部屋の片づけを依頼してください。
ちなみに、部屋の片づけを担う遺族として、優先度が高いのはその物件を契約する際に署名した連帯保証人です。その次に相続人、不動産物件の所有者といった順番になります。
一人暮らしの親族が死亡したときの葬儀の手配
一人暮らしの親族が死亡した後の葬儀は、なるべく故人の意思を尊重できるようにすることが望ましいといえます。
部屋の中にエンディングノートや遺言書などがないかを確認し、葬儀に反映できそうな内容が記されていないかをきちんとチェックすることが大切です。
葬儀を一般的な規模のものにするか、家族葬や火葬のみのような小規模のものにするかは、親族同士で話し合いましょう。また、親族同士だけではなく、故人と生前関わりのあった知人・友人などの意見も尊重することをおすすめします。
「最後に一目会いたかったのに」と、今後の付き合いに影響が生じることもあるので注意してください。
親族が死亡してからの財産相続のこと
親族が死亡した後の財産相続は、スムーズに解決することは少ないのが現状です。
そもそも相続の話し合いの場に親族が集まらなかったり、遺品整理と見せかけてほかの遺族が現金や貴重品を盗難するケースも相次いでいます。
そのため、遺品整理業者に一部の作業を依頼したり、弁護士を立てて公正な話し合いの場を設けるなどして、トラブルのないように配慮した環境つくりが必要となります。
おわりに
本ページでは、一人暮らしの親族が死亡したときの対応について解説しました。
親族と別々に暮らしていると、急な訃報に驚くことは多いです。慌てずに対応できるよう、本ページを参考にしながら、利用する業者を選んだり、親族同士の話し合いを進めたりしてみてください。
監修者:大坂 良太 所有資格:遺品整理士・事件現場特殊清掃士
作業は”丁寧”がモットー。大切な人が遺したものだから、私たちも 大切に扱わせていただきます。遺品にまつわる思い出話をうかがいながら、 一つずつ整理していく。こうした遺品整理の過程が「思い出の整理」となり、 少しでもお客様の心が温かくなればと願っています。
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