死亡診断書の発行について|料金や手続き方法を解説
2021/08/16
家族や親族が亡くなったとき、遺族が作成しなければならないのが「死亡診断書」です。
死亡診断書は、故人が亡くなったことを証明する書類であり、火葬の手続きを行う際などに必要となります。
とはいえ、死亡診断書の作成は普段行うことではないので、「具体的に何から手をつけたらいいのかわからない…」と悩む方は多いです。
そこで、今回は死亡診断書の概要や、作成にかかる費用や、手続き方法について解説します。
目次
死亡診断書とは
死亡診断書とは、死亡したことを証明する書類のことであり、医師もしくは歯科医のみが作成できます。
医学と法律の面から死亡を証明するので、医師・歯科医以外の方が作成することはできません。
死亡診断書に記載されている内容は、故人の名前や性別、死亡の原因など、個人ことと死に関することです。
死亡診断書の発行・手続き方法
死亡診断書を発行・手続きするにあたり、「どこで受け取れるのか」「何が必要なのか」は大きな疑問でしょう。
ここからは、死亡診断書の発行・手続き方法について解説します。
医師が持っているものに記入してもらう
死亡診断書を発行する場合、基本的には医師が持っているものに記入してもらうことが多いです。
たとえば、自宅で故人が亡くなった場合、かかりつけ医など死亡を確認した医師が書いてくれることがほとんどです。また、死亡診断書は病院にも設置されているので、病院で死亡した場合も医師に発行をお願いできます。
自治体や葬儀社などに設置されているものを取ってくる
事情により、遺族が死亡診断書を確保しなければならない場合は、自治体の窓口や葬儀社に設置されているものを取ってくることも可能です。
自治体の場合は、「戸籍課」に置いてあることが多いので、必要な枚数を持ってくるだけで問題ありません。また、葬儀社から死亡届を受け取りたい場合には、利用を検討している葬儀社へ相談に行く際に死亡届についても相談しておくといいでしょう。
ちなみに、死亡届を取りに行くだけであれば、誰が受け取りに行っても問題はありません。
死亡届と一緒に提出する
死亡診断書を提出する際には、死亡届を一緒に窓口へ提出してください。
死亡届は医師が死亡診断書を作成する際にセットで渡されるもので、記入内容を確認し、誤りがなければそのまま提出できます。
また、365日24時間いつでも受け取りに対応しているので、仕事終わりや故人への対応などが済んでからでも提出可能。ただし、火葬許可証が必要な場合は、死亡診断書と死亡届が受理されてからでないと発行されません。
火葬を控えている場合は、早めに死亡診断書と死亡届を提出してください。
死亡診断書の発行にかかる費用
死亡診断書を発行してもらう場合、かかる費用は安価な場合で3,000円ほど、高額な場合では10,000円ほどです。
一般的な診療とは異なり、死亡診断書の発行費用に差がある理由は「病院側が自由に価格を設定できるから」です。死亡診断書の発行費用には明確な料金相場がないので、病院によって価格差が生まれてしまいます。
落ち着いたら済ませておくべきこと
死亡診断書の発行から葬儀、火葬などが終わったら次に済ませておくことも把握しておきましょう。
計画的にやることを進めていけるようになるので、以下を参考にしてみてください。
遺品整理
死亡診断書の発行が済み、無事に葬儀や火葬などが終了したら故人の遺品整理を始めましょう。
故人が亡くなった直後はバタバタとしていて、遺品整理は後回しになりがちです。しかし、財産分与のためにも遺品整理は済ませておかなければなりません。また、故人が賃貸物件で一人暮らしをしていた場合は、物件を引き払うためにも早めの遺品整理が必要です。
故人が生前のうちに身辺整理を行っていなければ、物の量は膨大であることがほとんど。一人暮らしであればゴミ屋敷化していることも考えられます。
いずれにせよ、状況が落ち着いたら時間を見つけて遺品整理を行うことをおすすめします。
時間がない場合は業者へ相談
遺品整理を進めたいけれど時間がない…という方は業者に相談してみましょう。
仕事の都合でなかなか時間を空けられなかったり、遠方に住んでいて頻繁に遺品整理に足を運べないといったケースは多いです。
とはいえ、遺品整理を後回しにしてしまうと、さらに腰が重くなってしまうことも少なくありません。
遺族だけで遺品整理を進めることが難しい場合は、遺品整理の専門業者へおまかせください。プロならではのスピードと丁寧な作業により、時間も手間もかけることなく遺品整理を完了できます。
近年は深刻なゴミ屋敷となった家の遺品整理・掃除にも対応している業者が増えているので、利用先を選ぶ際にはサービス内容などを比較したうえで決めましょう。
おわりに
今回は死亡診断書の発行にかかる費用や、手続きの方法などについてご紹介しました。
家族が亡くなったら、死亡診断書が必須です。病院や担当医から貰えることがほとんどですが、不備やトラブルなどで受け取れない場合もあるかもしれません。
死亡診断書の存在を正しく把握し、今後の準備に備えてください。
監修者:大坂 良太 所有資格:遺品整理士・事件現場特殊清掃士
作業は”丁寧”がモットー。大切な人が遺したものだから、私たちも 大切に扱わせていただきます。遺品にまつわる思い出話をうかがいながら、 一つずつ整理していく。こうした遺品整理の過程が「思い出の整理」となり、 少しでもお客様の心が温かくなればと願っています。
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