お仏壇ってどう処分するの？処分方法や費用について

2021/04/19

処分に困るものとして、多くの方が悩んでいるお仏壇。サイズが大きいうえに、捨てることに躊躇しやすい代物であるため、「不要だけどどう処分すべきか…」と悩んでいる方が少なくありません。
そこで、今回はお仏壇の正しい処分方法についてご紹介します。買い替えや、自宅の整理などで、お仏壇の処分に困っている方は、ぜひ本ページを参考にしてみてください。

お仏壇の処分を検討するのはどんなとき？

お仏壇の処分を検討するのは、一体どんなときなのでしょうか。
まずは、一般的に多いシーンをご紹介します。

お仏壇の買い替え

事情により、お仏壇を買い替えるために古いお仏壇の処分を検討するケースがあります。
最近は小型のお仏壇が増えてきていることもあり、「もう少しコンパクトなお仏壇に変えたい」といった希望も少なくありません。
買い替えでは、必然的に古いお仏壇は不要となるため、処分を検討することがほとんどです。

自宅の整理

「大掃除」「断捨離」など、自宅の整理に伴い、「これを機にお仏壇も処分しよう」と考える方は多いです。とくに、近年はミニマリストなどのライフスタイルが注目を集めている状況。お仏壇は部屋スペースを圧迫することから、処分対象として挙がりやすいといえます。

お仏壇が増えてしまった

同居や世帯構成の変化などにより、お仏壇が増えてしまうケースがあります。決して珍しくありませんが、お仏壇は1つでも十分大きいため、2つ以上となると生活空間が圧迫されてしまいます。
いずれかを処分したり、複数のお仏壇を全て処分して改めて、新しいお仏壇を1つ購入するケースもあります。

お仏壇の処分方法

お仏壇が不要になったとき、最も気になるのが「処分方法」でしょう。
ここからは、実践しやすい処分方法について詳しくご紹介します。

粗大ごみとして処分

お仏壇を処分する方法として、まずご紹介するのが「粗大ごみとして処分する」です。
意外にも、お仏壇は「粗大ごみ」の扱いとなります。そのため、自治体やゴミ処理施設などのルールに沿って処分することができます。
とはいえ、お仏壇を粗大ごみ扱いすることに抵抗を感じる方は多いもの。「ごみとして処分しにくい」と感じる場合は、次項からの内容を参考にしてみてください。

寺院に引き取ってもらう

寺院によっては、お仏壇を引き取っていることがあります。引き取るだけではなく、きちんとお焚き上げも行ってくれるため、安心して手放せるのが魅力です。
ただし、寺院にお仏壇を引き取ってもらう場合、お布施も必要となるためあらかじめ、現金を準備しておかなければなりません。
また、最近はお仏壇の引き取りを行っている寺院が少なくなってきています。近隣の寺院ではお仏壇の引き取りやお焚き上げを行っていない場合もありますので、必ず事前に連絡して確認したうえで持ち込みをしましょう。

仏壇店に相談する

お仏壇の処分に迷ったら、仏壇店に相談してみることがおすすめです。
仏壇店では、有料で不要になったお仏壇を引き取ってくれます。そのうえ、処分するお仏壇の購入店ではなくても引き取ってもらえることが多いため、近隣の仏壇店でも対応してもらえる可能性が高いでしょう。
ただし、仏壇店によっては引き取りを行っていなかったり、その店で購入したお仏壇のみ回収対象となっている場合もありますので注意してください。

売却する

あまり知られていませんが、お仏壇は「売却」というかたちで処分することもできます。
最近は、フリマアプリやネットオークションなど、気軽に売買できるサービスが豊富です。事情により、格安でお仏壇を入手したいと考えている方もいるため、意外にも出品してみるとすぐに買い手がつくこともあります。
また、買取専門業者が積極的にお仏壇を買い取っていることもあります。ただ処分するよりも、現金となって戻ってくるため、比較的お財布に優しい処分方法といえるでしょう。

お仏壇の処分にかかる費用は？

お仏壇の処分にかかる費用は、引き取り店や寺院、業者などによって大きく異なりますが、5万～8万円が相場です。
処分には高額な費用がかかるため、あらかじめおおよその金額を把握したうえで、処分を検討する必要があります。
必要に応じて、「売却」も視野に入れて、処分方法を考えてみてください。

おわりに

本ページでは、お仏壇の処分について解説しました。
お仏壇は不要になっても、なかなか処分しにくいものです。とくに、大きなものや、家族が大切にしていたものであれば「捨てる」という選択肢はなかなか選べるものではありません。
そんな、「処分方法」に悩んでいる方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしながら、自分に合った方法を選んでみてください。