ゴミ屋敷化するのはなぜ?考えられる原因や特徴、改善策を解説
2021/03/09
近年、地域を問わず問題になっている「ゴミ屋敷」。程度に差はあれど、居住者の生活に支障が生じたり、近隣住民の生活にも影響を及ぼすなど、さまざまな弊害が生じてしまう問題です。 しかし、ここで疑問となるのが「そもそもなぜゴミ屋敷化してしまうのか」という点ではないでしょうか。 本ページでは、「ゴミ屋敷」の特徴や原因、改善方法に至るまで、幅広くご紹介します。
目次
ゴミ屋敷の特徴
ゴミ屋敷は、文字通り「ゴミ」で溢れる住宅のことを指します。 本来処分すべきはずのゴミが溢れんばかりに散乱している場合は「ゴミ屋敷」といえるでしょう。 しかし、ゴミ屋敷に散乱しているのは必ずしも「ゴミ」とは限りません。ゴミのほか「物が多すぎる」といった状況によりゴミ屋敷化していることがあります。 いずれにせよ、住居者本人の安全や健康に影響が出るだけではなく、近隣住民にも悪影響を及ぼすことが多いため、早急な改善が必要といえるでしょう。ゴミ屋敷化する原因は?
ゴミ屋敷化してしまう背景には、どのような原因が隠れているのでしょうか。 ここからは、主な原因について詳しく触れていきます。ライフスタイルの問題
ゴミ屋敷化してしまう原因として、まず挙げられるのが「ライフスタイルの問題」です。 例えば、「ゴミ出しは朝行わなければならないルールだが、勤務時間の関係上なかなかゴミ出しに行けない」という場合があります。結果的にゴミを溜め込みっぱなしとなってしまい、ゴミ屋敷化してしまうのです。 また、宅配や通販などの使用頻度が増えたことにより、「ゴミの量が増えやすくなったこと」も原因と考えられるでしょう。 ライフスタイルの問題は個人差が大きいものの、「ゴミが溜まってしまう環境」に身を置いていると、ゴミ屋敷化するリスクが高くなります。心身に問題が生じている
心身に問題を抱えていることが理由で、住宅がゴミ屋敷化してしまうことは多いです。 例えば「物に対して異常な執着心がある」「認知症により正常な判断ができない」「体力や筋力に異常がありゴミ出しに行けない」などがあるでしょう。 また、上記のような病気・怪我のほか、「パートナーを失った喪失感により何もやる気が起きない」ことが理由に挙がることも珍しくありません。 いずれにせよ、心身に問題が生じていると、適切にゴミを処分することが難しくなります。こうした理由から、ゴミ屋敷化してしまうケースは非常に多いといえます。ゴミ屋敷化した場合の解決策
万が一、家族の家や自分の家がゴミ屋敷化してしまった場合、どのように解決していくのがベストなのでしょうか。 ゴミ屋敷化した場合の「具体的な解決策」について見ていきましょう。専門業者に依頼する
ゴミ屋敷化した家の片づけは、基本的に専門業者への依頼が必要です。 とくに、「害虫が発生している」「悪臭がひどい」などの状況に陥っている場合には、自分たちで対処するのは難しいでしょう。 専門業者であれば、ゴミなどの片づけだけではなく「消臭」「除菌」などの作業も徹底的に行ってくれますので、その後も同じ建物で住み続ける場合には安心です。家族や身の回りの人が対応する
ゴミ屋敷の程度が軽い場合には、家族や身内など身の回りの方が対応することもできます。 例えば「汚れがひどくない」「ゴミや物を片づければほぼきれいになる」などの場合は、専門業者に依頼せず、自分たちだけで対処しやすいでしょう。 ただし、ゴミや物によっては「怪我」のリスクがありますので注意してください。実際、不透明な袋の中に刃物が入っていたことに気が付かなかったことで、ケガをする場合もあります。 また、むやみに重い物を持って腰や膝を傷めてしまう可能性もあるでしょう。 あくまでも「無理のない範囲」で対応することが大切ですので、不安な場合には専門業者への依頼をおすすめします。ゴミ屋敷化を防ぐには?
せっかくゴミ屋敷を片づけても、再発してしまうことは少なくありません。 ここからは、ゴミ屋敷化を防ぐためのポイントについて触れていきますので、参考にしてみてください。原因を徹底的に探る
まずは、徹底的に「ゴミ屋敷化してしまった原因」を探っていきましょう。 原因が分からないと、せっかく片づけても何度もゴミ屋敷化してしまいます。「心身が不安定」「単純に面倒くさがりや」など、人それぞれ理由は異なりますので、必ず原因を追究してください。 原因が分かれば「これからは外部サービスも利用していく」「心身のケアを目指す」など、明確な対処法も見つかってくるでしょう。必要に応じて専門機関を受診する
精神的に問題を抱えている場合には、必要に応じて専門機関を受診する必要があります。 中でも「認知症」「鬱」「セルフネグレクト」などを抱えている場合は、専門機関以外で改善するのは難しいのが現状です。 きちんと専門家のアドバイスや判断に耳を傾け、徹底的にサポートしていきましょう。おわりに
ゴミ屋敷化は決して珍しいことではありません。そして、その背景には何らかの問題を抱えていることがほとんどです。 現在、ゴミ屋敷の家に悩んでいる方は、専門業者や専門機関をうまく活用しながら、ゴミ屋敷化状態の解決を目指してください。監修者:大坂 良太 所有資格:遺品整理士・事件現場特殊清掃士
作業は”丁寧”がモットー。大切な人が遺したものだから、私たちも 大切に扱わせていただきます。遺品にまつわる思い出話をうかがいながら、 一つずつ整理していく。こうした遺品整理の過程が「思い出の整理」となり、 少しでもお客様の心が温かくなればと願っています。
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