形見分けのトラブル
2020/03/12
形見分けとは、亡くなった故人が残した遺品を親族、友人、故人と親交の深かった人などに譲渡する事です。
大切な人が亡くなった後は、悲しくて形見分けのことまで考えられない人は多いと思います。
しかし、故人をいつまでも忘れないためにも形見分けをしてあげましょう。
故人が愛用していて思い出深い品であれば、どのようなものでも構いません。
その際に、誰が何を引き取るのかという問題でトラブルが起きやすいようです。
どれだけ親族間の仲が良くても口約束によって親族間で揉めてしまったり、気づいたときには、遺品が処分されていたなどトラブルに発展してしまうことがありますので注意が必要です。
◎遺品の取り合いになるトラブル
誰が何をもらうかを決めておかなくては、遺品の取り合いになる可能性が出てきます。
遺品の中には日用品だけでなく、普段から身につけていた貴金属類や家電製品、故人が趣味として集めていたコレクション関係などが多数存在するのです。
さらに故人の友人かどうかも怪しい人が口約束を交わしたなどと言い遺品を頂こうとするケースもあります。
必ず故人とどんな関係性だったのか、今までどんな付き合い方をしてきたのかなどをしっかりと確認して、慎重な形見分けをしていく必要があるでしょう。
◎高価な品を誰がもらうかのトラブル
特に宝石や貴金属など金銭的な価値がある形見や美術品、絵画等は注意が必要です。
親族の中には相続人として該当する人もいるので、形見分けとなる遺品を自分で選ぶことが可能です。
しかし中には同じ遺品が欲しいという人が出てきて、誰が遺品を受け取るかでトラブルになってしまうケースもあります。
なので取り合いになるようなトラブルはできるだけ避けるように、事前の話し合いが重要となります。
このような場合は故人と血縁関係が深い人から順に贈ると納得してもらいやすくなります。
故人のエンディングノートや遺言書に何かしらの記載があったら、なるべく尊重するようにしましょう。
トラブルをなるべく避ける為にはエンディングノートや遺言書の作成がオススメです。
遺品をどのように処分するか、はっきりと記されていれば、なおさら遺族は安心ですね。
生前にわざわざ指定したのは、遺族間でもめてほしくないからです。
故人の供養という点からも、エンディングノートや遺言書に書かれている内容を基本に進めて形見分けを行います。
親族などから不満が出た場合は、故人の遺志を尊重した結果であることを伝えて、納得してもらうようにしましょう。
トラブルの原因の元は、親族同士で話し合っていないことが主な理由です。
形見分けのトラブルを未然に回避するには、
生きているうちに生前整理を行うことも大切なポイントとなります。
身のまわりにあるものを整理し、自分で形見分けを行うケースも増えているのでぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
監修者:大坂 良太 所有資格:遺品整理士・事件現場特殊清掃士
作業は”丁寧”がモットー。大切な人が遺したものだから、私たちも 大切に扱わせていただきます。遺品にまつわる思い出話をうかがいながら、 一つずつ整理していく。こうした遺品整理の過程が「思い出の整理」となり、 少しでもお客様の心が温かくなればと願っています。
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